Chibirock-blog

ロックなバックパッカーの日常
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ブログ主・Chibirock

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良い物
ストレンジャー・ザン・パラダイス [DVD]
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ジム・ジャームッシュお得意の、きばった所ガンゼロのなんとなく感がイイ。なんてことない人々が、自分の感情に正直に生きる。それだけで絵になるってのはこの人の技量なんだろうね。
良い物
マッハ!弐 [DVD]
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トニー・ジャーが武器を持つようになったので、前作よりも残虐さアップ。身体能力はジャッキーを上回りそうだが、見てて楽しくないので途中で飽きた。第一作は良し。
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麗しのサブリナ [DVD]
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恋物語りの流れとしてはなんかすっきりしないが、サブリナが麗しすぎるのでそれだけでおk。この可愛さは神がかっている。



【旅日記】高級リゾート、カンクンにて激写したものは!
オラ!アミーゴ、セルベッサ・ポルファボール!

香港→渋谷でライブ→ロス (全て同日)という世界を股にかけるシンガー並みのスケジュールにて、辿り着きましたメキシコユカタン半島。

一応新婚旅行という名目にて、これまでのちびろっくには考えも及ばなかった、カリブ海リゾートにやってきた!

世界の一流ホテルチェーンが一通り立ち並びまくるリゾート、カンクン…ではなく、そこから1時間ほど南下したプラヤ・デル・カルメンという、もう少しラフな街に宿をとりました。




ビーチも近く、WiFiつきでまあ良い安宿で、シャワーをひねると

ンウェエエエエエエエエエエエンンングォングォングォンンギギギギギギウィーーーーーーーーーーーーーー

という轟音とともに、情けない水圧のぬるま湯が出てくること以外は特に問題はありません。でも、これで4000円はやはりカリブ海価格。タイなら1000円以下でいけるよな〜、なんて。やっぱり東南アジアは安い。




ここも、じゅーぶん青いんだけど、カンクンはもっと青いらしいし、世界的に有名なチョーイチリューリゾートが見てみたいのもあって、1時間ほどかけて出かけてみました。

カンクンのダウンタウンから、バス乗り継いでホテルゾーンへ。バーなんかで買ったら目ん玉飛び出る値段になるであろうから、コンビニでビール買ってビーチへ。




海の美しさは間違いない。たしかに青度は格段に上だ。

※手前に横たわってるのは人間です




しかし、こんな状況にリラックスできず、しかも案外寒くて泳ぐ気にもなれず、手持ち無沙汰でボケーとしていたら




なんだあのケツは!

中南米の女はケツが凄いとは常々耳にはしていたが、揃いも揃ってレベル高い。とゆことで文字通り、女のケツを追うことにしました。




どっかに消えて、また戻ってきた先程の3人組。見せつけるかのように、あたしの前でキャッキャとはしゃぎ始めた。このミッションがバレたのか!

世界でも名高い肥満大国のアメリカ人が多いこのカンクン、打ち上げられたセイウチみたいなのがゴロゴロしてる中、この3人は実に程良かった。




恐らくアメリカ女。女のグループで来てるのが結構多い。




中米っぽいのを至近距離で。まさか女に隠し撮りされてるとは思うまい!ケケケケケケ。




Perfect!

※このケツコレクションを、お土産にかえさせていただきますので、ご了承ください。




トイレ目的で寄った、近所のショッピングモールは、もうお昼時なのにシャッター閉まりまくりでこんなシュールなスペースも。




バスターミナル近くのローカル食堂で、きっとビーチサイドの5分の1ほどの値段のおいしいトルティーヤを食べてさっさとプラヤ・デル・カルメンに帰宅。「なんかどうも居心地が悪い」と、カンクン滞在わずか1時間ちょい、やはり安っぽい女なちびろっくでございました。

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| 【旅日記】メキシコ | comments(0) |
わが祖父・伊作から学ぶ、愉快に人生わたる術
婆ちゃんが死にかけた。


あたしの結婚を一番喜んでくれてた婆ちゃん。
喜びのあまり、あたしには一生かかっても似合う日が来ないであろう
自前のエルメスのブレスレットを、86歳とは思えない力であたしの腕に
無理矢理ねじこんだ婆ちゃん。

それから間もなく肺炎をこじらせ、自力で呼吸ができないまでに弱った。




意識はあるようだが、呼びかけに応えるだけの体力が無い。

うちの家系は母側父側ともに、何がしかすごいものに守られているのか、
あまり死なないし、病気をする者もあまりいない。
なのであたしもこの歳まで、葬式経験といえば片方の爺さんと
藤子・F・不二雄先生くらいのものである。

あんな牛も人間も糞もまぜこぜなインドで死体を見たところで、死への実感が
湧くわけでもなく、これまでこういうことを考える必要もなく生きてこれて
いたってことは、幸せなことだったんだななんて湿っぽくなってみたり。

遠くない未来、来るであろうその日のために、生まれて初めて「喪服」をググった。


しかしおおかたの予想を覆し、2ヶ月もの呼吸器生活を経て、
婆ちゃんは奇跡の復活を遂げた。
自力呼吸ができるようになり、しばらくしたら自力で歩けるようにするため
リハビリに入るという。

またも強大なフォースのご加護があったらしい。
ありがたや、ありがたや。


そのうれしいニュースとほぼ時を同じくして、母が衝撃のツイート。


じいさん やってくれました。自転車で転んで膝のさらを割る。





父方の祖父・伊作、90歳。
何の偶然なのか、1(い)3(さ)9(く)番地在住。
住所が先か、命名が先か、不思議すぎるのであえて長年放置していたが、
先日母が直接問いただしたところ、

「そう言われてみればそうだなあ」


気づいてすらいない。


初の海外旅行はパプアニューギニア。
年をとってからはそう遠出をすることもなくなり、父がわざわざガイド役を
かって連れていったパリでは、「やっぱり香港がいいな」と、のたまい
余計な所で裏表のなさを披露。

爺さんの旅行好きのおかげで、子供の頃からちょいちょい海外に行く機会が
あったものの、当時はその粗野な喋り方が好きになれず、それほど会話した
記憶がないから、こんなにエキセントリックな人だとはこれまで気づかなかった。


そんな彼は、こともあろうに真夜中にチャリを走らせて婆ちゃんの見舞いに
行く途中、突風にあおられて転倒、前述のとおり負傷して、夫婦ともども
同じ病院に運ばれることとなったのである。

大したことはなかったため、一旦家に戻されるも、今度は階段から転落
血まみれで婆ちゃんの名前を呼んでるところを叔父に発見され、
肋骨骨折の可能性があるということで、一応入院することに。

それも結局折れてなくて、またも大したことはなかったが、ある日
父のもとへ病院から、実に遠まわしに「入院し続ける必要ないからさっさと
引き取ってくれ」という旨の電話がきた。


どんな暴れ具合なのかと、婆ちゃんの顔を見たついでに、父と弟と3人で
伊作の病室を訪れた。

足を一歩踏み入れた瞬間、遠くでピロリピロリと音が響いた。
しまった、罠か!!

警報から約10秒で駆けつけた看護師さんは、「切っときますね」とコンセントを
抜いて颯爽と消えていった。慣れたものである。

伊作はアルツハイマーではないが、ジャイアンよろしく寝ぼけて徘徊するため、
入り口と寝床横に踏んだらナースステーションで警報が鳴る装置を二重で
設置されたらしい。


「おりゃー常にあいつらの監視下に置かれてるんだよ」


あんた捕虜?そんな彼の病室は、通常のそれとは明らかに何かが異なる。





無造作にマットレスが置かれた、日当たりの良い、むしろ暑い空間…
どこかで見た懐かしい風景…





バンコクの安宿かよ!


入院早々、今度はベッドから落ちたため、ベッドがはずされたらしい。
この人に三半規管は搭載されているんだろうか。

後日、夜中の徘徊タイムの際、自分のベッドが廊下に放置されているのを
発見したので、そのまま朝までそこで寝たと、いつものぶっきらぼうな
口調でまくしたてる爺さんを見ていてなぜかじんわりと感じた
この安心感は何だ。


人間、全員いつかは死ぬんだよ。
気にしてもしょうがないこと気にして気に病んでたら損損。
ネタとして笑い飛ばされる程度に(ここ重要)
好きに生きりゃいいじゃん。

言葉を交わしたことは多くないけど、我が爺さんの生き様に、今さらながら
何か通ずるものを感じたのは間違いない。

伊作の話をするたび、「遺伝だね」と言われまくったが、私めなど
まだまだ彼の足元にも及びません。
だけど曲がりなりにもこのスーパーフリー爺さん伊作の孫、今後も引き続き、
自由奔放にやらせて頂きます。

爺さん…守ってくださいましね…(まだ生きてるが)

今年もよろしくお願いいたします。
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| 大雑把な日々の雑記 | comments(2) |
【感謝】12.3、結婚おめでとう大感謝祭【感謝】
この世に生を受けてから、早33年。
こんな好き勝手やってる女でも、汚嫁お嫁にいくことができました。

ということになったら、各方面からおびただしい数のお祝いをもらいました。
ということになったから、お礼のつもりで、好きなだけ飲んで食って暴れて
いただくための宴会をひらくことにしました。

↓そしたらこういうことになりました。
※記憶があいまいなので、奇跡のカメラマン・かずさんの写真でお伝えします。

ペコリ

何かスピーチした後のペコリのようですが、何を喋ったかは記憶にありません
なぜか「ラッパーみたい」と言われたことだけは覚えています。




絶叫の勢いで乾杯の音頭をとってくれたのは、故・藤子・F・不二雄先生。


mac

音楽は、いつもファミコン、お笑いDVD鑑賞、天下一品クッキングを
わざわざ山でやる「家でやろう」キャンプの面々に、
全面的な信頼を寄せてお任せ。

メタリカから永井真理子まで、幅広いけど筋が通ったセレクションはさすがだね!


ごはん

十ン年前、ゴリゴリな曲以外一切興味なかったわたくしは、渋谷サイクロンで
たまたま観た、Stuporというバンドにドハマリしました。
そのおかげで、遅ればせながらようやくハイスタなんかを聴けるように
なったわけで、そしてなぜか、そのStuporのボーカルのマサミ氏に、
本日のお料理を作ってもらえることになりました。

縁というものは不思議なものです。

テーマは、うちらが行った国々のご飯。

Set List:
1、ガドガド(バリ)
2、タブレ(フランス)
3、鶏肉と青菜の豆豉醤炒め(香港)
4、豚ロース肉のブラバスソース(スペイン)
5、魯肉飯(台湾)

2は厳密に言うとレバノンだかそっち方面のクスクスのサラダだが、
旅の途中で首が回らなくなった我々が、毎日スーパーで買って食べてた
思い出深いお惣菜。
ときたま自分でも作るが、やっぱりプロが作るのは違うねえ〜。

ま、肝心の、食べる前の写真はないんですがね。


ファミコン

マンガもあり、30代には嬉しいファミコンもあり。


キック

女王様とそのしもべ達。


たけちゃん

酒道場の主。


ぼかし

危険すぎるので自粛。


みのちゃん

唯一、二重アゴじゃなかった一枚は、かつての山嵐親衛隊仲間との
ツーショット。


その他、たくさんの人、総勢50名超が集結してくれて、再び、おめでとうの
雨あられ。おめでとうへの感謝祭のはずが、結局またおめでとうされちゃいました。
ので、この場を借りて、改めて、ありがとう。

ファンタスティックでエキセントリックでスウィートな仲間とともに、
この宴会ができたことだけで、結婚した甲斐があったってもんです。


「楽しかったからまたやってくれ」との嬉しいお声を頂戴したので、なんなら
一旦離婚して再度…んな訳あるか!!


最後は、冷静に見たらすごいダメダメだけど、白黒にしてみたら外国の
音楽雑誌の1ページみたいになった、二次会の風景でしめくくりたいと
思います。

酔っぱらいマンセー。


二次会




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| 集え!パーリーピーポー! | comments(2) |
【旅日記?】バンコクよりもデリーよりも、西成。
狂ったおばちゃんが、バイクでこけてアクセル全開しっぱなしで倒れたままグルグル回って「何見とんじゃい!!!何見とんじゃい!!!」と叫び続けていた

という世にも恐ろしい暗黒エピソードは、魔都バンコクや
混沌のインドの話ではありません。

日本です。

その他、

結構路上で昼寝してる人がいるタイよりも昼寝してる人が多いとか、
物価が東南アジア並に安いとか、
女一人で歩けないとか、

この、異常なまでの衛生大国日本に、
この、外国人向けガイドブックの「注意すべき点」のページで
「盗難」についてはほとんど触れられていない治安良好な日本に、

そんな異質な街が存在すると聞いたら行くしかない。

つことで、もう数ヶ月前の話だけど、大阪、西成区潜入レポ、ここに記します。


西成(ひとり)ツアーを始める地点は、地下鉄の動物園前駅に決定。
駅のロッカーにバックパック入れて、いざ…


ダジャレ

よくも、まあ、こんな、恥ずかしげもなく、まあ…

腹がたってコメントしようもない駄洒落で出鼻をくじかれたが、ここからは
自分の中では最高レベルの警戒態勢でいきます。
ここから先の写真は全てiPhoneでの隠し撮りとなります。
Jailbreakしてシャッター音出なくしたのが、今ここで初めて役立ちます。

カメラはしっかりとバッグにしまい込み、地元感を出すためにちょっと
疲れた風な表情をつくり込み、地下鉄の階段を上がる。

と、そこは、寂れ気味の普通の街だった。

肩透かしをくらいつつ、ドヤ度の高いと言われているあいりん地区方面へ歩く。

なんだ、とりたてて別に珍しいものないじゃないか、とか、余裕かましてると、


80円

じわじわと、様子が


50円

ポッカとかなのになぜタイより安いの??


安宿

冷房付きなのになぜ台湾の大部屋より安いの???


やるぞ

何を????








これが西成カオスっ.....!!


アーケード商店街に入ると、もう昼過ぎだってのにシャッターは
ほとんど閉まっている。
ならばあんたがたは一体いつ商売する?

時折開いている店は、店主が死んで店閉めるまで、改装する気など
さらさらないであろうあばら屋飲み屋ばかりで、猫背のおっさんたちが
「他にやることもないから仕方なく」な表情で無言で酒をかっくらっている。

同じく猫背だが、その中にまじるほどのチャレンジ精神は湧き上がらなかった。
多分湧き上がらなくてよかったんだと思う。


道行く人は皆、悪魔とかに生気を抜かれたような顔をしており、それこそ
「彷徨う」という言葉が相応しい。

ドラクエで、街に入るといつも同じ人々があてどもなくフラフラしているが、
まさにあんな感じである。
この緊張感といい、まさにリアルドラクエである。
不意にくさったしたいとか、どろにんぎょうみたいのが襲いかかってきても
何となく不思議ではない雰囲気。

節電とか絶対関係ないけどすごく薄暗い商店街を抜けますと、
そこは夜の街。更に不穏度が増します。空気の濃さが変わります。


料亭

途方も無い数の料亭
西成はグルメの街だったんだね!
はい、ある意味、グルメです。よりどりみどりです。詳細はこちら

小心者ちびろっく、この写真1枚とるのにもビックビク。
さっさと退避しましょう。


映画

内容は至ってマトモなのに、高校の時行った新宿のポルノ映画館よりも
行きにくいこの雰囲気、一体なんだろう。
そして仮にも映画館なのに、DVDレンタルより安い、火・金の料金、
一体なんでだろう。


さらに南下していくと、


かわいそう

西成での商売がいかに厳しいかを物語るこの看板。
なにゆえ、そこまでしてこの土地でやっていこうと思うのか。
西成への愛なのか、もしくは誰かに相当の借りがあるか、
いずれにせよ物見遊山の人間には一生わからない何かがあるんだろう。


ここでお昼ご飯を食べる気にはならなかったので、そろそろ出ようとした時、
ヨレヨレのキャップを被った、よく東京ドーム周辺にいそうなチャリンコに
乗ったおっちゃんにナンパされた

「こぉ〜えんじから、あ、そー。おれしゅっしん、なかのでさ〜※◯★■☓」

何弁か、というか日本語かどうかすら微妙な喋り口のため、数十年前に
中野から引っ越してきたということと、なんか一緒に飲みに行きたがっていると
いうことしかわからなかったので、やんわりと、かつ早々に切り上げ、西成を脱出。

隣の浪速区に入った途端、街には活気がみなぎり、マジで国境を越えたかと
思うほどテンションの差がすごかった。

今まで行った海外のどの街よりも、一番気持ちピリピリした西成ツアーは、
インドの世界遺産・アジャンタ遺跡見学以上の達成感と、
ミャンマーの夜行バスでお坊さんの隣になった並の精神的疲労感をもって終了です。

次、万が一、気が向いたら、夜の西成の風景をお伝えしたいと思います。


《番外編》
今回も実家に泊めてくれる大阪の常宿主ヒデ君とその友達とで、
またも全く旅先感のない鳥貴族で飲んだのち、
ハシゴした先で、ここでもカオスがっ.....!!


Ganja

普通にダメ。




誰か!!!




インターホン押してみるべきだった。


最近、洗練されてきて、笑えるネタが少なくなってきた東南アジアの国々よりも、
色々とポテンシャルが高そうな大阪、これからも掘り下げ続けていきたいと
思います。では、ハバ ナイス ウイークエンド。


面白い
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| 【旅日記】日本 | comments(2) |
見知らぬ隣人、新生活がんばれよ
本日は、我が隣人をご紹介しよう。

推定年齢30代半ば。
目が細く、わかりやすく言うとよく交番に貼ってある
「この顔ピンときたら110番」系。


※画像はイメージです。


ロクにしゃべったこともないのに失礼極まりなくてすみません。

茶髪でテカテカのダウン着ちゃうような、いつまでたっても
大人のかっこ良さが出ないタイプである。

てかあいさつしかしたことないのに失礼極まりなくてすみません。

夏頃までは、週末ともなると少しヤンキーな風味の女が入り浸り、
完全に演技がかったフルボリュームの喘ぎ声
近所中に響き渡った。

「これAVだよね?」「素人にしちゃ演技慣れしすぎてるな」

と、窓全開で喘ぎ声を鑑賞しながら、あーだこーだ議論を交わしたのは
我が家だけではないであろう。


しかし糞暑かった夏の終わりとともに、彼の恋もはかなく去ってったらしく、
いつしか女の気配がなくなった。
かわりに自分を慰めるかのように、毎日ベースを弾くようになった。

「これでできる!はじめてのベース(仮)」とかの、曲に入る前の
「弦を押さえてみよう」くらいの章で例題として出されそうな程度の曲を弾き、
志村けん・Ver.老人みたいな情けない声でコーラスを入れる。

あんまりにも毎日やるもんだから、我々はすぐにでもセッションが
できるくらいに
耳コピさせられてしまった。

しかし不思議なことに毎日同じ時間に、しかも1回だけしか演らない
何かの儀式か?誰かへのアンセムなのか?
「毎日弾いてるアレだけど」と問う勇気もないので、一生謎のまま。


とび職らしく、毎朝6時過ぎにバターンと建物全体に響き渡る音をたてて
家を出ていき、

真夜中にドタンバタンと取っ組み合いの喧嘩をしたり、

玄関前に積まれてたきったない靴とか手袋とかの私物を大家さんに
片付けられちゃったり、

隣に新しく建った一軒家の前に、堂々と趣味の微妙なビッグスクーターを
しばしば停め、うちのトドマンがその家の人に「こいつが犯人か」みたいな目で
見られてみたり、

こういう流れになってくると、

なんか階段に定期的に変な血糊みたいのがつくという
謎の怪現象についても、こいつの仕業かと疑わずにはいられなくなってくる。


血糊


色々大人になりきれない彼だが、ばったり会うと、「こんにちは!」
元気に挨拶ができる。

とっぷり日が暮れていようと、こっちが「こんばんは!」と先に言おうと、
彼は元気に「こんにちは!」と言う。
「こんばんは」に何かトラウマでもあるのか。


そんな彼を「悪いやつではないんだが」と、上から目線で気にかけていたが、
どうやら今週末に成増に引っ越すらしいことがわかった。


もちろん本人から聞いたわけではなく、不要品引取り業者が彼の家から
でっかい家具やらなんやらを運び出しているところを、トドマンが
立ち聞きして仕入れた情報だ。


しかもやっぱりなんかダメな彼だから、今度は別の業者と電話で
「来週じゃない、今週荷物引き取りって言った」と揉め始め、
まだいた引取り業者を不安そうな面持ちにさせていた。

薄いドアのこちら側で、我々は「笑ってはいけないシリーズ」のごとく
笑いを噛み殺すこととなった。

そして、引越し業者がうまいこと手はずを整えたらしく
「ありがとうございます〜」と円満に解決したのち、女がやってきた。
あの演技力半端ない女かどうかはわからない。

「本当に何もないね〜」
「うん、掃除用具しかないよ」
「じゃ、これも積んじゃお」

と、電子レンジのようなものを抱えて、仲良く階段を降りてった。

あ、同棲?


バターンとか、ホエ〜とか、アンアンとか、何かっちゃうるさくて、
「もう引っ越せよ」と願ったのは数回どころじゃないが、
いざいなくなると思うとほんのちょっとだけ寂しい。

成増で、幸せになるんだぞ。
成増の枯れた団地の公園で、彼らが子供と一緒に遊ぶシーンを
勝手に想像してしんみりする。


公園
※画像はイメージです。


つか
もう、掃除用具しかないはずなのに、

さっきっから、窓ガンガンやって、30分に一度ドアバタンバタンやってドドドドドドってすごい勢いで階段登り下りして、
何やってんだようるせえな!!!!早く引っ越せよ!!!!


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| 笑え!ネタ集 近所編 | comments(2) |
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