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ロックなバックパッカーの日常
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良い物
スペクテイター〈29号〉 ホール・アース・カタログ〈前篇〉
スペクテイター〈29号〉 ホール・アース・カタログ〈前篇〉 (JUGEMレビュー »)

本関係者や読者から集めた自力で生きていくための道具を、自力で選ばせるホールアースカタログは、「インターネットが無かった時代のGoogle」と言われ伝説化。最終号に掲載された「Stay hungry, Stay foolish」のフレーズを引用したスティーブ・ジョブスをはじめ、今となっては大物となった人物も大勢このカタログに大層影響を受けていたとか。そんなカタログ気にならないわけない。と、この本で日本に及ぼした影響だとか実際に作った人のインタビュー(後編)とか読んでから、本物を渋谷の古本屋まで見に行ってしまった。英語びっしりだし今カタログから買い物もできないしで買わなかったけど、1万2千円なんて値も納得のいい貫禄だった。
良い物
Songs & Portraits
Songs & Portraits (JUGEMレビュー »)
Third World Love
少し前から日本にもやってきはじめたイスラエルジャズ。4人ともどもイスラエルをはじめ、世界中で活躍する凄腕。ぜつみょーなジャズ&地元音楽のミクスチャーを実現しております。
良い物
まんが パレスチナ問題 (講談社現代新書)
まんが パレスチナ問題 (講談社現代新書) (JUGEMレビュー »)
山井 教雄
ちびろっくのようなアホにもわかる、漫画で解説パレスチナ問題。ユダヤ人とパレスチナ人の子供、猫でお送りする。どちらの側に偏るではないバランス感を保ちつつ、最後は意外なクライマックスを迎え、じんわりこさせた。



【旅日記】イスラエル人はガサツでぶっきらぼうなだけじゃないんだから《イスラエル編》
おや!もう帰国して2ヶ月も経つとは驚き。そしていまだにイスラエルの話が終わってないなんてね!相変わらずちびろっくの体内時計は東南アジアな動きをしてます。

ずっぽりイスラエルにハマって、ユダヤやらパレスチナと名のつく本やニュースサイトを片っ端から読み漁っちゃってる毎日。しかしいい加減、イスラエルの話もこれで最後にいたしましょう。


バウハウスも死海もよかったけど、今回のイスラエル滞在で一番感銘をうけたのが、イスラエル人。たけーたけーと言いつつも、イスラエルを存分に楽しめたのは、なによりもこの人たちのおかげでありました。
彼らイスラエル人の生態を、実際に現地で交流したちびろっくなりの視点で皆様にお伝えいたします。

ひとくちにイスラエル人といっても、イスラエルには

ユダヤ教徒ユダヤ人(東欧系、中東系、超正統派、正統派、改革派、世俗派…)、非ユダヤ教徒ユダヤ人、クリスチャンアラブ人、ムスリムアラブ人、ドゥールーズアラブ人、ベドウィン族、その他

なんのこっちゃ。
もうこっからして愉快ですね。



これみんなユダヤ人


今回ちびろっくのネタになるのは大まかにくくって「イスラエル国に住むユダヤ人」といたします。東南アジアどこ行っても必ず見かけるあのやかましい団体でお馴染みね。

ユダヤ人とはまあ昔から何かと色々言われる人たちで、

オツムが良い
自己主張すごい
値切り方エグい

まあそれはまだいいとして、

あの最高にめんどくさいインド人に「イスラエル人めんどくさい」と愚痴られ、しまいには「50人のアメリカ人社員を管理するより5人のイスラエル人を管理する方が大変」なんて言われよう。

そんなアグレッシブな人たちおもしろすぎる。

さて当のイスラエル人は、そんな評判をもふまえつつ、イスラエルを「バラガン」だと、いささか自嘲気味に表現します。ラジオの人ではありません。それはバラカン。

バラガン」とは、「混沌、ぐちゃぐちゃ」という意味。毎日なにかっちゃバラガン、バラガン。バスターミナルも、郵便局も、マーケットも、どこもかしこもバラガン、バラガン。そもそもイスラエルに住む人間自体、バラガン、バラガン

大昔からユダヤ人が、穏やかでない状況に晒されてきたのは、先日お話したとおり。現在も近隣諸国との喧嘩の火種を常に抱えていて、いつどこから何をぶっこまれるかわからない。政府は右傾化するばかり、とくれば、自分の身は自分で守るしかないわけです。

そんな国に生まれた子供たちには、自然にそんな意識が芽生えるようで、早くから自我を確立します。我々が赤白帽や制服で統一管理され、「↑↑↓↓←→←→BA」とか階段で永遠に亀の甲羅を踏み続けるとか、大人になってなにひとつ役に立たないことにに情熱をそそぐ間、彼らは各々の個性を伸ばしながら「ディベートごっこ」で交渉の術を磨いているのです。

人間、「生きる」という本能に従うと、こんなにも現実的になれるもんなんだね!


確かに、今まで話したイスラエル人みんなほんっっっとに多ジャンルにわたって色々なことを良く知っていた。誰かの受け売りではなく、いつも自分自身の言葉で話をする。こちらの話に疑問を持てばどんどん質問してくる。英会話力アップをはかるのであれば、イスラエル人の友人を作りましょう。


手っ取り早く生ディベートを見たければ、バスに乗りましょう。しばしば乗客が運転手に声高に何かを主張しています。よくもまあイチ交通機関のネタで、そんなにしゃべり続けることがあるなと感心するほどに、延々20分も主張します。運転手も運転手なりに主張することがあるので、声高に対応します。そしてそれはバスターミナルの切符売場でも同じで、しばしば声高に押し問答が繰り広げられています。



※押し問答開始から15分経過中


友人のリオが、ちびろっくが乗るバスを探してくれたときのこと。
カオスバスターミナルを歩き回って、ようやく目的のバスを発見。運転手に聞くと発車まで時間があるというので雑談をしていたら、突然バスが動き、数十メートル先で停止。なんだ、発車地点に移動しただけか、と安心するおめでたい日本人ちびろっく。乗るのをわかってて何の合図もなく発車したことに激昂するイスラエル人リオ(普段超温厚)。

運転手VSリオ、フルボリュームでの舌戦が続くこと5分。よくもまあ、こんな簡単な行き違いで会話のキャッチボールが続くもんだとまた感心。

「ちゃんとカルメンマーケットで彼女を降ろしてくれよ」(想像訳)とリオは最後に運転手に伝えてくれたが、もちろん運転手は何も知らせてくれなかった。そんな気がしていたので、自分でマップを確認し、適切な地点で降車。自分の世話は自分でね!そして降り際にも、運転手は別の乗客と激しい口論をおっぴろげていた。

そもそものシステムを改善したらいいんじゃないか、と、思うが、バラガンですから。改善の道も前途多難でありましょう。



己のビールしか見えていません。自分のことは自分でね!


そして18歳になれば男も女も問答無用で数年間徴兵され、ガチの戦闘を学びます。企業と同じく軍隊でも、若いエリート将校をガンガン育てる完全実力主義。歳ばっかくって偉そうにする役立たずがのさばるスペースはありません。無駄がないね!



普通の高校生ノリで自動小銃下げてます。


さらに言わせてもらうと、勤勉であれというユダヤの教えにより、基本的に勉強好きで好奇心旺盛。教師だろうが師匠だろうが、疑問があれば臆すること無くツッコむ生徒ばかり。生徒に本読ませといて、鼻くそほじくりながらケータイいじるような教師がのさばるスペースはありません。


そんなこんなの現実主義、実力主義の社会。これが四国ほどの面積しかないこの国から、医療テクノロジー音楽アート俳優スポーツ(昨日バスケのヨーロッパトーナメントで優勝したばっか)、さまざまな分野のすごい人が輩出されるゆえんでありましょう。



超人みたいのがうようよしているイスラエルですが、しかし恐れることはありません。

基本、陽気。一度しゃべればもうみんな友達。


たのしく踊るイスラエル人 @ インド


たのしく踊り終わったイスラエル人 @ インド


社交辞令、愛想笑い、上っ面だけの優しさは彼らの辞書には無いので、たしかに一見無愛想。しかし助けを求めている人を見捨てることはありません。我々の想像をはるかに超える、手厚い対応を受けることもしばしば。


仕事あるのに1週間も家に泊めてくれて、ビール飲まないのにバーにつきあってくれて、死海に行くためにわざわざ仲悪い両親に車借りてくれて、普段料理なんかしないのに最終日にはバスの中で食べろとお弁当まで作ってくれたヨナタン、



ヨナタンがなぜかいたく気に入っていた1枚


何回来ても行き切れない数のおススメスポットをご教示してくれて、何を聞いても的確なアドバイスを返してくれたリオ、



真剣な面持ちでヘルメットを選ぶリオ。


5分後のリオ。


日本から来たと言うと喜んで良さげなウイスキーをふるまってくれた路地裏のバーのおばちゃん、



客は我々のみ


ひとりだからとあれこれ気にかけてくれたハイファの寺院の警備員のおにいちゃん、

その他大勢、だいたい仏頂面だけど親切にしてくれたみなさん、ありがとう。


パレスチナ人を迫害してるとか、悪い印象がつきがちなイスラエルだけど、市民はみんな、我々と同じく普通に生きる普通の人。アラブ人と仲良くしている人だってたくさんいるし、誰も戦争なんか望んでいない。身を守るのに精一杯なのは、パレスチナ人や他のゴタゴタを抱えてる国と同じなのです。

誰かが言ってた。
ユダヤ人は度重なる迫害や災難にもじっと耐え続けていたが、ホロコーストが起きたときに、「やっぱ戦って身を守らないとだめじゃね?」と、方向転換したそうな。これを聞いてやりきれない気持ちになった。

絶望が自爆テロを引き起こし→自爆テロから市民を守るために壁がつくられる→時々和平交渉がすすんでみる→具体的な改善策がない→市民の生活は良くならず→絶望→最初に戻る

世界平和なんて到底無理だとはわかってるけどさ。
それでも、死人は少ないにこしたことはない。


ご存知のとおり、空気を読むとか、世の中の「普通」とかなんとか和風なことに迎合できないちびろっく、真っ向正直であたたかい、イスラエル人の生き方にスッカリ魅了されてしまったのでした。

そんなイスラエル人と、バウハウス建築に囲まれて過ごす案も一瞬頭をよぎったが、ちびろっく、バラガン環境で生き延びられるほどのスペックを持ち合わせてはいない。

イスラエルは特別な場所としてとっておき、酔っ払いだらけの生温いニッポンで引き続き、図々しく生きさせていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。


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| 【旅日記】イスラエル | comments(1) |
【旅日記】イスラエルって砂漠だけじゃないんだから《テルアビブ・イスラエル編》
さて相変わらず仕事が遅いので、1か月近く経っても旅日記が終わらないのはご愛嬌。
今日はイマイチ想像がつきにくいイスラエルの、エルサレム以外の場所ってどんなとこなのかをご紹介いたしましょう。

さて今回滞在したのはイスラエルの一番の大都会、テルアビブ。
イスラエル的には首都にしたいエルサレムは、イスラエルだけのものじゃないので、実質テルアビブが首都の機能を果たしています。



最新鋭の技術を生み出しまくるベンチャー企業、欧米ビッグネームDJなんかも来ちゃうクラブ、どでかいショッピングモールなどを包括するきらびやかな大都会だけど、ヨナタンが言うように、ハイウェイを南北に10分走ればテルアビブのすべてがみられる、というほどコンパクトサイズの街。
おかげさまで大体歩いてどこでも行けます。

・坂はほとんどなく



・人でごった返すこともなく

・ちょっといけば海だし



・カフェやバーもたくさんあるし





・良いCDショップもクラブもたくさん(皆、英語ペラなのに何故か情報はどこもヘブライ語のみ)



・なんか空も青いし

・なんたって治安がいい

と、散歩ァー(発音:サンパー)には嬉しいこと尽くしの街です。

治安がいいって意外でしょ?




一見、こんな通りを夜に一人で歩くのはバカ、な場所でも、地元の人が「全然問題ないけど?」と太鼓判を押すように、実際全然問題無し。ロスやバルセロナで確信した「一刻も早く立ち去らないと後悔する」な雰囲気はなぜだか微塵も感じない。

対隣国となると常時緊張状態なイスラエルだけど、国内に限って言うと日本並に安心して歩けます。

道が暗くて、向こうから歩いてきた黒人が黒すぎて、目の前に来てようやくその存在に気付いたときにはひっくり返りそうになったけど、ドッキリしたのはそれくらいです。



※写真はイメージです。




なんといってもこの街は、いいビルがわんさかそびえていて………………誰も興味は無いだろからここから先はこのアルバムにて。写真を整理してて、ほんとにビルばかり撮ってて驚いた…。

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さて、テルアビブから離れてみましょう。
ほとんどの公共交通機関がストップする土曜日に、ヨナタンが車で連れてってくれた死海ピクニック。
すぐに喧嘩をおっぱじめるが、2人ともすごく優しいリオ&ニーナのカップルと一緒に過ごした愉快な週末…。




寒すぎてものの30秒でギブアップした死海浮遊体験。お決まりの死海スタイルは、新聞がなかったので歩き方で代用。もっと面白いことやればよかったと後悔しているが、あの時は本当に寒すぎて考える余裕がなかったと言い訳する。

後はこのアルバムでお楽しみください ← 手抜き

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また、リオに「もうわかった絶対行くからもうそれ以上言わなくていいから」と止めたくなるくらいストロングリーにおススメされた海辺の街、ハイファ。
窓が汚いことを除けば快適な、小一時間の電車の旅で到着です。




ユダヤ、イスラムに加えてバハーイ教という宗教の聖地であり、おったまげるほど美しく手入れされた庭園があります。この山の中腹にある庭園は、おったまげるほど管理が厳しく入れる時間が限られているので要注意。




まんまとちびろっくは見逃しましたが、庭園の上のテラスからの景色と、そこのガードマンに教えてもらったミニ庭園だけでも充実の内容でした。




ハイファ美術館も面白い!
若手アーティストによるモダンアート作品がギッシリで、時間を忘れて見入ってしまう。
Ron Amirが撮ったイスラエルに住むアラブ人コミュニティの日常は、観光客じゃーなかなかお目にかかれないものなので、オラ、ワクワクしたぞ。




たまたま入ったビアバーは、どうやら歴史ある人気店らしくて、新聞や雑誌の記事がたくさん貼ってあった、て、結局ビールかよ!って、そうだよなんか文句あるかい!
日没前に閉店…。さすが品良く酒をたしなむイスラエル。そう、何事もほどほどがいいよね!

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こぢんまり&のんびりした街自体も、これまた散歩ァーにはたまりません。
リオがストロングリーレコメンドするハイファ、ぜひともこのアルバムでその魅力をお確かめください。

どう、イスラエル楽しそうでしょう?

ただ、一番大事なことを言うのを忘れてたけど、物価は北欧並みに高いです。

ビール1パイント: 700円〜
タバコ: 1000円〜
サンドイッチと飲み物: 1000円〜
マックのセット: 1200円〜
ドミトリー: 3500円〜


市場が小さいから競争がないとか、輸入は空路のみだからとか、政府が腐ってるからとかいろんな説があるけど原因がなんであれ、バックパッカーには厳しすぎる価格設定。

いや〜、ヨナタンいなかったら2日と居られなかったね!
全然オススメできてないというオチになりましたが、イスラエル、こんな感じです!よろしく!

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| 【旅日記】イスラエル | comments(0) |
【旅日記】パレスチナのおはなしとエルサレムのいちにち《エルサレム・イスラエル編》
 <パレスチナとかっていつも何もめてんの?>




大半の人は興味ないでしょうから、おおざっぱにお話しますよ。

 ・パレスチナ→今イスラエルがあるあたりのこと
 ・パレスチナ人→パレスチナに住んでる人(だいたいアラブ人)
 ・ユダヤ人→ユダヤ教徒

大昔、神様がユダヤ人に、パレスチナの土地あげますと言いました。
行ってみたはいいが、なんかもうアラブ人住んでるんですけど…ま、いいか。

しかしその後はというと、飢饉とか敵襲来とかでパレスチナの土地に落ち着けなかったユダヤ人、世界中四方八方に散り散りに…。それでもめげずに神の教えをひたすら守り、不遇を耐えぬくユダヤ人!強いねー。だがあんまりガンコなもんで、他の宗教とか民族とかに馴染もうとしないから、なんだあいつらこそこそ固まりやがって、とどこ行っても嫌われひどい目にあいます。

やっぱいつかはどこかに自分らの国つくって落ち着きたい。やっぱり神様が言うんだからパレスチナがいいよねー。でももうあそこアラブ人住んでるしどうする?

そんなとき、イギリスが戦争への協力を得るため、ユダヤ人(カネ目的)とアラブ人(戦力目的)双方に、「君らここに自分らのテリトリー作っていいよ」とテキトーな約束したもんだから事態はシャレにならない大混乱に。

ユダヤ人「神様もイギリスもここにイスラエル作っていいつったもんよ!!!」

パレスチナ人「つか元々住んでた俺らに出てけとかおかしくね???」

結局パレスチナの土地には、ユダヤ人が長ーーーーーい間切望していたユダヤ人の国、イスラエルができたわけだが、狭いエリアに隔離されたパレスチナ人が納得するわけもなく。周辺国のアラビーたちは、もちろん同族のパレスチナ人の味方。故、イスラエル四面楚歌。

それに加えて、首都エルサレムはイエスが死んだりムハンマドが一瞬天国行ったりとか、すごいことが色々起こった場所であるがため、複数の宗教の聖地になっちゃったから余計にややっこしい。

こういう感じで、どうにも解決の兆しがみえない押し問答が続いているわけです。

興味わいた?
ちゃんとした流れはここらへんで学んでね!

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「イスラエル?毎日ドンパチでしょ?大丈夫?」

って、色んな人から心配されたけど、んな危ないところ行くわけないジャマイカ。

色々あったし今も色々あるが、街では普通に生活が営まれている。民族も宗教も気にせず、我々と同じような生活をしている人も沢山いるのである。

ヨナタンは、「爺さんは信仰心篤かったけどなー」と宗教・民族問題なぞすっかり他人事で、本人は七五三とか成人式みたいなイベントのときしかエルサレムなんて行ったことがないという。で、先日は「兵役から完全解放されたから今日セレモニーで遅くなる!!」と、大喜びで出かけていった。3年間の兵役を終えた後もしばらくは時々召集がかかるのだが、その期間が終了した連絡がきたらしい。そりゃそうだ、好きでドンパチやりたい訳がない。


今日はそのエルサレムに行った日のことを書きましょうね。イスラエルつったらここ行かない人いないもんね。と、言いながらイスラエル4、5日目にしてようやく行く気になったんだけどね。テルアビブから1時間くらいかかるもんでね。

「この冬は異常なほどに雨が降らなかったんだよね」と皆が口を揃えて言う、にも関わらず、ちびろっくがやって来てからは連日雨模様。この日もバスがエルサレムに着いたとたん、まさかの冷たい大雨。ひとまずハイネケンを一杯かっくらって待つも状況変わらず。もうやる気も失せて、なんとなしに店の軒先で雨宿りしていたところ、アラブな爺さんに突然声をかけられる。




「わしのこと知ってる?」

開口一番非常に難解な質問。

アラブっぽい布被ってる有名人は、アラファトかシリアのサブちゃんこと、オマール・スレイマンくらいしか知りません。


※真ん中の気弱そうなのがサブちゃん

さすが観光地、早速客引きか!と適当にあしらおうとするが、世界中からの旅人の世話をしていて…という話になった時にようやく思い出した。イブラヒム爺さんか!

<イブラヒム爺さんとは>
パレスチナのダライ・ラマとも言われる平和活動家で、世界中からお呼ばれされている超有名人。掛け値なしの善人で、自分ちを寄付金のみで旅行者に宿としておおっぴらに開放している。胃がはちきれんばかりに飯を食わせてくれるともっぱらの評判。

※イスラエル入国の際にイブラヒム爺さんの家に泊まると正直に言うと即アウト。


はあ成る程!確かにどっからどう見ても善人だ!
(さっきまでいかがわしい客引きだと思っていたことは忘れる)

友達んちにいるから、機会があればいずれ…とお別れする頃にはすっかり快晴に。イブラヒム爺さんのご加護に違いない…ありがたや、ありがたや…。


さて壁に囲まれた旧市街へ入りますよ。

旧市街はユダヤ人地区・ムスリム地区・キリスト教徒地区・アルメニア人地区の4つのエリアに分かれている。
迷わないように、メインのゲートから行くつもりだったが、めんどくさくなって途中にあった小さい門をくぐってみる…ほうここはキリスト教エリアだな。
なぜわかるかって、カフェのメニューにビールがあるからさ!しかし今は真面目に見学しますよ。嘆きの壁にまっしぐら。




聖地とはいえ、世界遺産とはいえ、ここはあくまでも街。マイナーなゲートの周辺は観光客なぞ全くおらず、学校帰りのガキどもがキャーキャー暴れてたり、買い物帰りのおばちゃんがヨタヨタ歩いてたり、人は普通に生活しています。にしても、どの路地を切り取っても絵になりますなあ。

中心部に向かっていくと、「嘆きの壁こっち」のサインが出てくる。階段をのぼり手荷物検査のゲートをくぐると、眼下に広がる例の壁!




ほほ〜。これが有名な、アレですか。人が多いね〜。




ツアーを組んではるばるやって来るユダヤ人も多いらしく、そこかしこで記念撮影をしている。さながら香港の夜景スポットのようだが、ついに聖地キターーーーーの感動で歓声上がりまくりなところが、通常の観光地とは違うところ。アジア系、アフリカ系、ほんとうに「ユダヤ人」という民族は人種の幅広い。




男側の敷地を覗き見してみると、なんだか盛り上がる一角が…。




女側から覗いてみると、ひとりの少年がフィーチャリングされており、ジョークの好きそうなおじさんが何がしかマイクを通してペラペラしゃべると、観衆がドッと盛り上がったりしている。時々クッキーのようなお菓子が飛び交う。

どうやら「バル・ミツヴァー」と呼ばれる、成人式のようだった。ずいぶん若そうに見えるがこれは男13歳女12歳のタイミングで執り行うものらしい。どこでやるかは自由で、最近じゃこれ自体やらない家庭も少なくないとのこと。はい、わたしも成人式サボったクチです。




壁際、真摯に祈る人たち。
ここまで来てようやく、あ、そうだここは聖なる場所なのだったと思い出し、邪魔にならないようさっさと立ち去る。
物見遊山の観光客がここまで入り込んでオッケなんて、懐広いよね。

どこか高いところからこの景色を見たいと、それらしいものがありそうな所を徘徊していると、立派な建物の入口に展望台の看板が。有料だったが有料なだけ何かありそうなので、10NIS(300円)払って入れてもらった。するとあーた!広々とした展望台、貸し切り状態!




これだねー。これこそエルサレムって感じだねー。




しかしユダヤ教の神殿の一部の壁のすぐ向こうには、イスラムのドームって、近すぎにも限度があるねー。

※このブログだと写真が残念なので、キレイな写真はFlickrでお楽しみください。


お次はイエス・キリストが十字架を背負って歩いたという、「ヴィア・ドロローサ(悲しみの道)」へ。
iPhoneでマップをみていると、道の真ん中に突っ立ってたバダ・ハリ みたいなアラブ青年が、道分かる?と話しかけてくれたので、教えてもらう。「ところで景色がすごい良いところがあるんだけど行く?」と言う。直感で別に害はなさそうな気がしたので、素直についていってみた。

連れて行かれたところはさっきの展望台のちょうど一段階下のあたりにある無料の展望台。ダウングレードした景色に、やっぱりさっきのは金払う価値あったんだ!と嬉しくなるが、連れてきてもらったので「わーほんとだキレイ〜、ありがとう!」とお礼を述べておく。

するとバダ・ハリ、「アラブ人はどうだ?アラブ人の男好きか?」
おっと始まった。結婚してるもんでね、と返すと「浮気とかどうだ?アラブ人と浮気は興味ないか?」

むしろあんたが、すこぶる良かったアラブ人の印象をずり下げてくれているよ。

ずっとまくし立てっぱなしの割には、元いた場所に戻ると「じゃ、楽しんでね」とさっさと切り上げ、すぐに別の老夫婦観光客に声をかけていた。ここエルサレム旧市街は、碁盤の目のテルアビブとは異なり道が立体的に入り組んでいるので、迷える子羊が多い。そのためか、時々声をかけてくれる人がいる。

バダ・ハリに言われたとおりに行くと、確かに見つかった、ヴィア・ドロローサ。




これが、すげー鬱な状況でイエスが歩いた道ですか。そうですか。




有名な見どころの一つ、聖墳墓教会かと思って入ったが全然違った教会。




やっと見つけた聖墳墓教会、さすが人気アトラクション、人が多い。




建物なかほどにあるドームの中には、イエスが埋葬されたところだそうで長蛇の列。内部が「足臭い」と評判のタージ・マハルを思い出した。


さて………。

見どころ満載で、1日じゃ全然足りない、と聞いていたエルサレム旧市街なのだが。
まだ壁に入ってから2時間と経っていないのだが。

三大宗教のことはある程度頭に入れてきたものの、何を見ても何も感じるものがない。観光客だらけで宗教テーマパークにいる気にしかならない。これなら日本の無名な寺の方がよほどグっとくる。

世界三大宗教の教徒35億人にとっての聖地も、ちびろっくにはただのツーリストスポットだな、と、ゆことで、




今日初めて見せるやる気総動員で、ビールの看板のあるバーを見つけ、イエスの目前で一杯!

小2くらいの少年がひとりで店番をしており、「エブリシン オーケー?」と都度気遣ってくれる。昼間っから聖地でかっくらってる分際なので気恥ずかしいが、まさにエブリシン オーケー!今日一番楽しい。今。




こんな人殺めまくりの元祖無秩序ゲーム、聖地で売っちゃっていいのかよ!とか




(壁の外でました)すました顔して格好ばかりのシェフ感丸出しだよ!とかつっこんだり




(これも壁の外)あのビルの二段階構造が格好いい!とか、




(とっくに壁の外)マーケットの中のバーで、控え目にベビーサイズ飲むとか、


俗世間に帰還した後半から、途端に右肩上がりで楽しくなってきたエルサレム散歩でありました!
新市街の建物はイイ!

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| 【旅日記】イスラエル | comments(0) |
【旅日記】突破難易度世界最高!恐怖のイスラエル国境《アレンビー橋・イスラエル編》
〜前回までのあらすじ〜

 ヨルダンへの道中、最初の難関、ドーハでの8時間トランジット。
 なんとなく入国できたので、治安良く親切な人が多い、
 非常につまらない土地での散歩を、4時間満喫した。




アンマンに到着し、空港が意外とかっこ良くて驚く。
誰か英雄が帰還したらしく、空港の入り口で胴上げ&神輿担ぎの楽しそうな目に合っていた。

今回唯一予約した宿、アラブタワーホテルはごちゃごちゃしてて楽しげな所にあったものの、ATMが見つからない!!

明日の早朝にはイスラエル国境をまたぐのだから、今日のうちになんとかせな!!と、散策を楽しむどころの騒ぎではなく、人に道を聞きまくりながら駆けずり回る羽目に!!

なんとか数少ないATMをひとつ見つけ、金を手に入れたらビールがどうしても飲みたくなった。が、ここはヨルダン、そう簡単には…と思ったら、おみやげ屋の兄さんを介してお喋りに至った在住の日本青年が、「これから同期の人たちと飲みに行くから一緒にどうです」と有り難いお言葉!

坂を登り細い路地を曲がり、ある程度人で埋まってるものの、イスラム圏らしくどこか後ろめたさのある安居酒屋へ。
音楽は好きなのに、リズムや音程の基礎が全くなってないヨルダン人に、「ン、パ、ン、のカスタネットレクチャーから教えるお仕事をしているという若者たち。



※手前はヨルダン国王

願ったりかなったりのビールとともに、アラブ生活の与太話を聞かせてもらい、しまいには近所の市場まで案内してもらった。連絡先も聞かず別れたお三方、仲間にいれてくれてありがとうございました。おれ、無事に旅、終えました。


しかも、アラブタワーホテルは、なぜだか3つのベッドとトイレが2つあるでかいだけのスイートをあてがってくれた(これで22JOD)!




なんだか幸先が良い。ヨルダンいい国。明日出るけど。
そう、良い気分でも明日の試練への準備は怠ってはいられない。

常に四面楚歌状態(後に説明)のイスラエルの入国審査は半端ない厳しさで、ひとつ選択を間違えれば別室での訳のわからない数時間拘束もありうるのである!

特に今回は旅行期間が2週間と短いうえに、明日は金曜日でユダヤ教の安息日にかかるため、イスラエル国内の様々なものが夕方にはストップする。ヘタしたらテルアビブ行きのバスが無くなってしまうかもしれない。安息日など関係のないちびろっくにとってはそんなもの「ぐうたら感謝の日」と同等である。

延々と浴びせかけられる質問には淀みなく答え、疑わしい物を持たず、係員にこれっぽちの疑惑の念を抱かせないよう最善を尽くす覚悟で挑む。
(どんなに恐れられているかは、「イスラエル 入国」とかでググってね (^O^))

荷物検査が容易にすすむよう、リュックのポケットは空にし、宿泊予定とするホテルの名前を覚え、持ってる書類についての説明を考え、翌朝タクシー(25JOD、3,600円くらい)でアレンビー橋国境へ。

なんせ国境ですら、ぐうたら感謝の日ってんで通常20時までやってるところ、さっさと13時には閉まるとのことだから、早めにこしたことはないつうことで朝7時に着いてみたものの、




誰もいない。
行列ができるとかいう話を聞いていたから早く来たのに、ムサンバニさんさながらの競争相手のいない一番乗りじゃないか。

こんなことなら途中でコーヒーのひとつでも買ってくればよかたよ…。と、石を蹴りスネはじめたところに、一人の青年係員が近づいてきた。審査室のカギを開けながら、

「アラビア語話せる?」

「い、いや、話せないけど、英語話せる?」

「話せない!」

この人が、世界各地からの人間が行き交うこの国境で働くことになった経緯を知りたい。一生解明されない謎を抱きつつ、招かれるまま中のベンチに腰を下ろす。

「トイレ」と脇のドアを指差す。言われてみればしばらく行ってなかったなと思い、洋式の方に入ろうとすると、「 ノン!」と横の和式に行けという。壊れてるのか…と移動すると、和式便器にはギッシリとウンコが詰まっている。え、嫌がらせ?

何も見なかったことにして用を足し、外に出ると彼はダラっとベンチに腰掛けている。隣に来いと言う。こいつはエロい奴だな、まあでも部屋のドアは開いてるし人影もちらほら出てきたし大丈夫だろう、と警戒しつつ隣へ。この機械すごいだろ、と、荷物スキャン用の機械を自慢する。ずいぶんと年季の入ったアレですなあ……。普段あまりじろじろ見ることもないので一応写真に撮る。




しばらくの沈黙の後、アラビア語で何かを聞いてくる。何度もアラビア語で聞くのだが何度聞かれたって分かるわけがないことに早く気づかないかと呆れた頃、自分の髪の毛を引っ張る仕草をしてみせた。その後に、腕の毛、足の毛を引っ張る。で、こちらを指さし、「?」という表情。※3回繰り返し

アラビアンジェスチャー全然分からない。

分からなすぎて驚いていると、大して気にも留めない様子で次は「あっちの部屋で写真を一緒に撮ろう」と言い出す。

なんであっちの部屋に行かなければいけない?と引き続き訝しがりながら、こいつを撮れるならネタになる、とついていく。まずは肩を組みセルフィー1枚。次は奴が後ろにまわり縦のセルフィー1枚。調子に乗って、脇から持ち上げられそうになったのでそれは止めろと断固阻止。

素直に諦めた奴は、2枚をニコニコしながら眺めると、間髪入れず「すぐ消して」

はあ????

全く英語を喋らないこいつが、「デリート」と言ったことに一瞬気付かなかったが、ギャグではなく本気らしいので、言われたとおりに消す。奴が今まで見せなかった慎重さで、消したか確かめたいというので画面を触らせると、昨日市場で撮ったお菓子の写真を見て、「ムキャー!」と発狂。大丈夫かこの人…?

結局のところちょっと身体にさわれたらラッキーくらいの目的だったと思われる。インド人の痴漢よりはかわいいものだ。が、国境ってこんなにのどかでいいのか?



※左側が件の奴

しばらくすると、他の越境者もやってきて、荷物のスキャンが始まり、奴の身勝手な振る舞いから開放された。おとなしくベンチに座ったまま待つ。また奴が来て、今度は紙切れにパスポート番号と名前を書けという。初めての真面目な手続きの指示に素直に従う。人が増えてきたので、それらしい窓口の最前線に陣取る。

毎日の仕事なんだから、もっと双方分かりやすくスムーズに事が運ぶよう、ワークフローでも作ったら皆ラクになるのに、と思うのは日本人の特異な考えである。我々はクレイジージャパニーズ、世界から見れば我々が特異なのである。

しかしだね。

列もつくらせず、何をしたらいいのかも告げず、突然窓口を開け、パスポートを出す人間に「まず紙に書け」と突き返し、どこに紙があるんだと聞き返されてようやく紙を出し、紙とパスポートを出したらなんとなくパスポートがどっか行って、で、次はどこに?と聞くと窓口の前で待てと言われて待つ人と、また次はどこに?と聞く人でぎゅうぎゅうになり…

やっぱりバカじゃないかと思うよね。




ここは正式な国境ではないため、ヨルダンからは出国していないことになる。そのために、出国スタンプは別紙に押す必要があったらしい。の割にはちゃっかり出国税を取るのが腑に落ちない。

そしてイスラエル国境までのバスへ案内される。運賃+荷物代で7JODほど取られる。7ユーロと思っていただければいかに高いかお分かりありましょう。ほんの数分の距離で。

後から日本人の固まりが何組かバスに乗り込んできた。予想どおり、日本人溜まり場のマンスールホテルからやって来たらしい。短期の旅では日本人宿に溜まる日本人などとは無縁でいたい。愛想よく、かつ適当に話を切り上げる。

バスの中で名前が呼ばれ、パスポートが返却される。返す際にいちいち何か無駄口を叩くので、渡すだけの業務がなかなか進まない。アラブなおたくらんとこは違うだろうが、対岸はぐ感の日なんだよ。といったところでどうしようもないことは百も承知なので黙って待つ。

結局、大した人数いたわけでもないのに、8時頃仕事が始まって国境を越えるバスが出たのは10時過ぎ。あと1時間余計に寝ていても余裕だったが、変な経験ができたので良しとする。

アレンビー橋(ヨルダン側ではキング・フセイン橋)には、日本の国旗が刻まれていた。カンボジアの国道にしてもそうだったけど、一般国民の知らない所で手広くやっているらしい、クレイジージャパニーズ。

イスラエル側に着く。建物はヨルダンとは違い洗練されている。英語の喋れないちょっとエッチな係員などはいなそうで、国境独特の緊張感がちゃんと漂う。まずはでっかい荷物ある・なしで行き先が分かれる。わたしありません。大荷物を持つ人の行列を横目に、いつものスキャンのやつにリュックを入れて中に入る。そしていつものピーて鳴るゲートをくぐり、いつもの身体チェックを経て荷物を受け取る。
あれ。荷物は一旦預けられて隅々まで調べられるとか聞いたのに、なんかもう受け取ってる。この後開けられるのだろうか。

小さい売店がある。この先長くなりますので一息どうぞってことだね。コーヒーが飲みたかったが、早くスルーしたい一心で我慢、最大の難関、パスポートチェックのカウンターへ。
カウンターにおわすのは、揃いも揃ってメガネ。香港の銀行並のメガネ率。キツそうな女と太ってキツそうな女と賢そうな正統派ユダヤ教徒の男。うまい具合に一番やりやすそうな男のところに滑りこめた。

以下、質問内容。赤字は嘘。


「何日いる予定?」

「1週間くらい」

「どこに泊まるの?」

「ビーチフロント・ホテル」

「何するの?」

「エルサレム行って、ビーチ行って、あと死海とか」(浮かれた感じで)

「イスラエルに友達いる?」

「いません」

パスポートをぱらぱらめくる。
スタンプとビザの数がそこそこあるので不安ではあったが、イスラム圏はヨルダンとインドネシアしかないので、問題はない、と、思いたい。

「はい、いいよ」

終了ですか???

日本での職業やらなにやら、根掘り葉掘り聞かれると思いこんでいたのに、こんな一般的な質問で終わるとは…ジブラルタル海峡を突破してワ〜ってなってる気分でカウンターをあとにするが、この先まだ何かあるようで、行列が見える。油断はできない。

まず1つ目のキレイ目お姉さんのゲートでは、「日本人?そのまま行っていいわよ」と何事も無く通過。ビザか入国税か。

次の行列の先には、人のよさそうな男性。順番が来てパスポートを見せると、

「あれ〜、君見たことあるな、去年も来たでしょ?初めてなの?ほんとに〜?ウェルカムトゥイスラエル!

既出たけし城のストロング金剛如く、入国希望者をガツガツ蹴落とすイメージでしかなかったイスラエルイミグレで、まさかウェルカムと歓迎のお言葉をいただけるとは、7代あとまで語り継がれるほどの大事だよ!!

まだ信じられぬまま、またワ〜って進むとそこはタクシー乗り場。ここでようやく喜びを噛みしめる。

わずか30分で世界最難関の国境を突破!!


エルサレムまで、たかが40分程度の乗り合いタクシーでひとり42NIS(1,300円くらい)は高いなあ、とも思いもせず、安堵感いっぱいでパスポートを開く。



イスラエルのスタンプがあると、アラブの民の国に入れないため、スタンプを押す代わりにこんなカードをくれるのだ。ちょっと前までは、「スタンプ押さないで!」と都度お願いしなければいけなかったらしいが、あんまりにもスタンプ拒否人口が多いからか、こういう制度にしたらしい。
それにしてもイスラエルってなんでこんなに村八分?ということについては、次回、至極ざっくりと解説します。
今回は難関突破で心躍ってる回なので。




砂漠の道を行くこと1時間弱、無事、エルサレムに到着。ほほうこれが聖地ですかいとしみじみする暇もなく、ヨナタンの待つテルアビブへ向かうべく、セントラルバスターミナルへ向かおうとするが、またも、ATMが見当たらないという惨事に陥る。旧市街と言われる所では気をつけろ、みんな!ひとまず両替所でなけなしのヨルダンディナールを換金してテルアビブへ行けるだけの金は手に入れた。




楽しみにしてた路面電車に乗り、




ヘブライ語表記ばかりのバスターミナルで途方にくれるが、
なんとかテルアビブ行きのバスに乗り込む。
バスの中でWifi使えるとか、何なのこの国最先端。

ぐ感タイム開始前に無事に、テルアビブ到着!




まるでブラジルかどっかの低所得者層エリアのショッピングモールみたいなバスターミナルに引きつつも、Wifiが使えるマックを発見し、ヨナタンと3年ぶりのご対面!

「や〜せ〜た〜な〜〜〜!!!」

今+10キロ、アダ名「豆タンク」の頃のちびろっくしか知らないヨナタンの開口一番のこの一言。
かくして、愉快な居候生活 @ テルアビブの始まりです。



ヨナタンちの近くの中央分離帯でのんびりくつろぐ人たち。
平穏な精神をもっていれば、どこにいてものんびりくつろげるのです。


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| 【旅日記】イスラエル | comments(0) |
【旅日記】サラッとぶらり途中下車《ドーハ・カタール編》
ネタだらけだったのに、披露しきれないまま忘れられたタイの旅から早1年。
今回選んだ旅先は、イスラエル&ヨルダン。
まだやる気があるうちに、とっとと旅行記をあげていきたいと思います。
(ちなみに本日は、ウイルス性胃腸炎のため欠勤中)

なぜそこか?とよく問われるが、理由は簡単。

テルアビブでビルが見たかったから。

テルアビブは、バウハウスで学んだユダヤ人生徒が合理主義的な建物を沢山おつくりあそばした街。バウハウス系の建物がひしめく街なんてどんな天国なんだと憧れていたが、そろそろ行く時ではないかと。

で、テルアビブにはネパールで出会ったヨナタンがいるし、久々に会いに行こう。
お、アンマン経由の航空券が安いぞ。
じゃ、ペトラもついでにまわろう。

そういう流れです。

中東はトランジットでバーレーンの空港に降りたことしかないので、実質未踏の地。
三大宗教の聖地に行くってんで、宗教についてざっくりと、あとモヤモヤしていたパレスチナ問題についてもあっさりした知識をぶっこみ、いざゆかん。
20Lリュックに一眼、メレルで出勤するちびろっくにお咎めのない、ありがたい職場で普通に1日勤務して、そのまま成田へ。


第一の難関は、ドーハでのトランジット8時間。
ハブ空港のわりには世界一つまらない街と言われるドーハ、そんなに時間あるならばぜひ入国してスタンプもらって、どんなにつまんないかを見てみようじゃまいか!


「ずいぶんと身軽ですね…」と、笑いながら手続きをしてくれたチェックインカウンターの人に、入国は可能か伺うが、

「この航空券では、入国はできません」

との残念な回答。

「そうですか、わかりました」と簡単に引き下がるふりをするが、8時間、空港で悶々とするつもりなど毛頭ない。
なんとなく突破してみよう。

シャンパンとビールを飲みながら、コメディ映画を3本ぶっ通しで観ていたらドーハの空港に到着。ゲートまでのバスに乗り込むと、ショートコント2本分くらいの時間をかけて、まずアライバルゲートに着く。広大すぎる。

トランジットの客はここでは降りないでという車内アナウンスは聞かなかったことにし、そこで降りてイミグレへ。
降りる客は1割程度。ドーハ人気無し。

チャドルを着た女性係員は、目しか露出してないわけだが、とびきり美人そうである。なぜ人間、見えないとこうも心ざわつくのであろうか。

「どこに泊まるの?」

「乗り継ぎだから泊まりません」

「あ、そう」

難なくクリア!!

100カタールリヤル(2,700円くらい)をカードで支払い、面白みのないスタンプをもらい、晴れてカタールへ入国!
おお、ビジネスマンが全員石油王!




初カタール、初中東!というテンションをまったくあげてくれない、質素な建物を出る。
まだ薄暗いし距離感わからんし荷物全部持ってるし、それほど高くないと聞いていたので、メータータクシーの乗り場へ。

先頭の運転手に聞く。
「コーニッシュ(海沿いの遊歩道)の一番近いところまでいくらくらい?」
「うーん、メーターだと最低25リヤルかかっちゃうから、歩いて行った方がいいよ

あ、そ、そう……?
これまでそんな誠実な理由で乗車拒否されたのは、ミャンマーくらいだ。この国は大丈夫だ。では心おきなく歩こう。

そうしてドーハ散歩が始まる。




住宅を見に路地へ




大通りを越えて




工事現場の写真を撮っていると、「気を付けなね!」と声をかけられる。
親切。



海沿いを歩く。
ビール飲みたい。
が、カタールでは公の場では飲めない、というかライセンス持ってるちょこっとの店でしか売ってない。
つまり不可能。




終わりどころがわからないので、スーク・ワキーフという観光客向けの市場まできた。
店などどこもやってないので、鳩に餌やる爺さんを眺める。




トイレ借りがてらカフェラテとか飲む。
いかにもアラビーでリッチな感じの人がいるが、この作り物のスークの中にいると浮かれた観光客の仮装のようにも見える。




そろそろ空港へ向かう。
途中、あの悲劇の現場を通りかかった。
普段は暇そうなおじさんたちが公園気分でくっちゃべる所らしい。




果物屋さんに入った。
柿!
これ、なんて呼んでるの?と聞くと「カカ」だという。惜しすぎる。
日本じゃ「カキ」だよと伝えて、結局リンゴ2つ買って出る。

途中の公園で休みながらリンゴを食う。

空港のアライバルターミナルに着く。
4時間、ほぼ歩きっぱなしだったみたい。

デパーチャーはどこ?と通りすがりの係員に聞くと、そこからシャトルバスが出るよ、と教えてくれる。
日本からかー。日本はいい国だよね。と、よくあるおおざっぱなお褒めの言葉をいただく。おおざっぱだけど、きっと中国人にはそんなこと言わないだろうと思うと、ありがたく聞いておこうと思う。




次のバスは30分後。通常なら歩いて行こうと思うが、きっと想像を絶するほど遠いんだろうからやめておとなしく待つ。

来たバスに乗り込む。と、空港の敷地内を出て、今度はショートコント3本分くらいの時間、ぐるりと1週する。どういった作り方をされてるんですかこの空港は?

と、こんな感じで、初めてのドーハ滞在が終わったわけですが。

噂通りのつまらなさでございました!

今回は時間が悪かったというのもありますがため、いずれ万が一気が向いたら、観光に適正な時間に、美術館やら開店している時のスーク(開店してても微妙そうだが)など、改めて散策したいと思います!でも、空港でネットやってる方がいいかもね!!


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